1991-03-12 第120回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
○沢田分科員 大体時間的にはあれですが、最後に、大臣から見ればとっぴと思われるかもわかりませんが、これは、日本経済をこれから考え行動していく上においては、国際人づくりをしなければならぬ。とにかく日本人は、我々を含めて、外国へ行っても口下手で、時には全然わからないという、言うならば孤独なる日本人に今なっておるわけですね。
○沢田分科員 大体時間的にはあれですが、最後に、大臣から見ればとっぴと思われるかもわかりませんが、これは、日本経済をこれから考え行動していく上においては、国際人づくりをしなければならぬ。とにかく日本人は、我々を含めて、外国へ行っても口下手で、時には全然わからないという、言うならば孤独なる日本人に今なっておるわけですね。
これで果たして大臣が所信表明に言われたところの国際人づくり、国際交流というものの実績を十二分に上げることができるのかどうか、非常に私は疑問に思うんですがね。父母の要望をもし満たすとするならば、現地におけるところの日本人学校じゃないんですよ。これは後から触れますけれども、帰国後高校なり大学に進学できるところの条件が文部省の文部行政の中に完備しておるかどうか。
私は、少なくともやはり国際交流においては、その日本人としての国際人づくりという、ここにウエートを置いたところのものでなけりゃならないと思うんですけれども、どうもいまどっちも要望があるからどっちも両方考えるんですと、こういうことでは、いつまでたっても日本人のいわゆる指摘されているところの通有性というのは、これは克服できないんじゃないでしょうかね。
○宮之原貞光君 最初に、田中総理が施政方針演説の中で述べられておりましたところの「国際人づくり」、あるいは文相の所信表明の中にもある。
○宮之原貞光君 私は、いま文相の御答弁いただいた点も非常に重要な点だと思いますが、同時に、やはり国際人づくりの基本的な理念の中で大切なのは、全人類あるいは全民族がやっぱり対等・平等の立場に立って、それぞれがやはり相互に学び合い、尊敬し合うというこのものの考え方ですね、これが一番基調にならなきゃならないと、こう考えておるのでございますが、いかがでしょう。
○宮之原貞光君 この国際人づくりの問題について、総理の衆議院におきますところの答弁を議事録を通じて拝見をいたしますと、国際人づくりは即日本人の閉鎖性の打破ということを非常に強調されておるわけでございますが、確かに私は閉鎖性を打破するということも、国際人づくりでは重要な部分だということは否定はしませんけれども、それがしかし国際人づくりの基本的な理念であるかどうか、私はその点疑問を持つのでございますけれども